鉄人サイクルクラブ
つくば市茎崎地区を中心に、サイクリング等を通じ健全な心身を養うシニアクラブ
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北茨城市を訪ねて(1)
大津港駅2


 2015年4月16(木)~17日(金) 北茨城サイクリング
    2回目の輪行及び一泊旅行を実施する。
     参加者 鈴木 関根 内田 金井 の4会員

 6:30 牛久駅に集合し 直ちにバイクを輪行袋に収納し
 牛久駅 6:46発 途中高萩で 乗り継ぐが
  車内は通学通勤客で混雑して 日立駅まで続き
   朝食は立ったまま済ませることになってしまった。 

車内4
 
 128.1km 先の 大津港駅に 9:21 到着する。

大津港駅4

 大津港の駅舎は 2013(H25)年3月に リニューアルしている。
 六角堂をイメージしたデザインで、木製格子を使い 
  日本の家屋風にしている。

びすとれ1

 ここ北茨城市は 水戸から約70km 東京から約160km、
 福島県との県境にある。
 大津港駅前にある観光案内所 「びすとれ」に立ち寄る。
 この案内所 大正時代初期に建設され、
 40年以上使われていなかった
 赤レンガ造を利用して 2012年7月 
 復興支援と観光案内所を兼ねてオープンし
 五浦天心焼、水産加工品などを展示販売していた。

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 茨城県の最北の平潟港へ
 天然の入江の平潟漁港は、県内随一の
 アンコウの水揚げを誇る港で、
 江戸時代には、東回り航路の寄港地や風待ち港にも指定され、
 古くから海路の要所として栄えた。
 今も、沿岸漁業の基地として栄え、「あんこう料理」の漁港としても
 全国的に知られ有名になっており 
 アワビ・ウニ・ヒラメ・カレイ・鯛なども、
 季節の旬の新鮮な地魚類が豊富に水揚げされている。
 港の風景はかつて野口雨情の 
 ゛波浮の港"のモデルになったともいわれている。

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 2011年東日本大震災の大津波の記念碑が建っており 
 地震から45分後 15:31に 6.7mの津波に襲われ
 死者5名 行方不明1名の犠牲者
 2400戸の全壊・半壊家屋の被害と
 ここ平潟港も甚大な被害を受けた記録されている。 
 復興事業は進んでいるようだが 
 よく見るとまだまだその傷があちこちにみえる。

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 平潟港から まだ桜が散り切れていないなか 五浦美術館へ
 「天心記念五浦美術館」は、1997(H9)年に開館し 
 常設展示として岡倉天心や横山大観をはじめとする
 五浦の作家たちの業績を顕彰しその優れた作品が鑑賞できる。
 また 入場した時は 
 企画展「歌麿とその時代―黄金期の浮世絵」が開催中で 
 浮世絵だけでなくその中に登場する花魁道中着や
 かんざしなども展示されていた。

天心顔

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 天心の横顔のシルエットが 館の窓ガラスに貼られている。
 人間に見えても この窓ガラスに激突する野鳥が多いとか
 この時も我々の目の前で 残念なことに 激突死?してしまった・・・。

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 美術館から今日の宿泊所に立ち寄り荷物を預けて 大津漁港へ。
 大津港は、県内随一の施網漁港として年間数万トンの漁獲量を誇り、
 大型・中型漁船が主体に漁業基地として発展している。

 施網漁業では、サバ類やイワシ類などが、
 小型漁船による曳網漁業では、
 シラス・コウナゴ・オキアミなどが漁獲され、
 季節の旬の新鮮な魚貝類が豊富に水揚げされている。

 震災から 4年を迎えたが 漁業の町として
 再興の最中で 冷凍庫?の建設が行われている。
 また 福島原発に近く風評対策として
 1時間に魚1400匹の放射性物質の
 検査ができるベルトコンベヤーを使った機械を導入し、
 安全性の確認により力を入れているとのこと。

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 我々は 昼食を求めて大津漁港直営市場へ。

海鮮丼

 「東のあんこう、西のフグ」といわれる
 名物魚のアンコウは、水深100~200mの海に生息し、
 底曳き網という漁法で捕獲される。
 あんこうの漁は産卵を終えた 7・8月が禁漁となっているが
 秋口からシーズンとなり、冬の寒い時期には
 あんこう鍋の最盛期になるそうだ。

 当方は 数あるメニューから「海鮮丼」をチョイス
 マグロ、ウニ、イクラ、タイに季節の鮮魚を加えた、
 海鮮を一度に味わえた。

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 食堂の隣にある 大津港資料館「よう・そろ~」には
 国選択無形民俗文化財指定の「御船祭」の
 “神船”が展示されている。

 東日本大震災の津波によって、
 資料館や市場食堂なども大きな被害を受けたが、
 幸いにも船は倒れなかったため、
 大きな損傷はなかったそうだ

 御船祭は、約300年前から続く、漁港近くの
 佐波波地祇(さわわちぎ)神社の例大祭で、
 もともとは「佐波波地祇神社御祭り」と呼ばれていた。
  (昭和59 年からは常陸大津の御船祭)
 5年に1度、5月2~3日に行われる春の大祭で、
 昨年はその開催年であった。
 いまだ復興途上であり開催を危ぶむ声もあったが、
 「祭りで町が活気づけば…」との思いで開催されている。

 このお祭りは 船体の両側に海の幸が描かれた船は、
 全長15m、幅4m、重さ約5トンという巨大な木造船であり 
 海ではなく陸上で曳き回すのだ。

 全国にはいくつかこの「御船祭り」と称するお祭りがあり、
 船の形をした山車に車輪を付けて曳くのだが ここの船は、
 ソロバンとよばれる井桁状に組んだ木枠の上を滑らせる形で
 水主(歌子)の歌う御船歌や囃しにあわせ 
 300人ほどの曳き手に曳かれ
 さらに 30人ほどの若者が船縁にとりつき
 左右に揺らしながら町中を練り歩くという奇祭だ。

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 漁港から急坂を登って、県の最北端にあって大津岬に建つ、
 高さ16m白亜の灯台「大津岬灯台」へ。

 歴史的には、1960(昭和35)年に設置された
 白色塔形(円形)コンクリート造りであった。
 その後、1988(昭和63)年 
 機器の改良工事により光力の増大が行われた。
 しかし 東日本大震災で倒壊のおそれが出たため 
 2012(H24)年に建て替えられ
 県内に 5カ所ある沿岸灯台で
 初めて太陽光発電装置を採り入れて再開している。

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 ここ「五浦岬公園」に 東日本大震災の「展望慰霊塔」が建つ。
 2014(H26)年、震災から 3年目に竣工しており
 高さ16mからは、目の前に太平洋の海原広がり、
 六角堂も眼下に見える。
 塔には鎮魂の鐘があり「希望」、反対側に「祈」と刻まれている。

海岸

 五浦海岸は 南から「小五浦」「大五浦」「椿磯」「中磯」「端磯」の
 五つの浦(磯)を称して五浦という。
 また 大小の入江と美しい松林は「日本の渚100選」に、
 海岸の波音は「日本の音風景100選」に選ばれている。

大観荘


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 岡倉天心ゆかりの「六角堂」が残されている
  「茨城大学五浦美術文化研究所」へ
 この小さな建物「六角堂」(正式名称「観瀾亭」という。)には、
  ①杜甫の草堂六角亭子の構造 
  ②朱塗りの外壁と屋根の如意宝珠は仏堂
  ③内部には床の間・炉を備えた茶室 
 と三つの意図があり 中国・インド・日本とアジアの
 伝統思想が込められているそうだ。
 しかし 東日本大震災による津波により消失してしまったが
 2012(H24)年 創建当時の姿で再建された。

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 岡倉天心は、1863年に横浜で生まれ、
 27歳で東京美術学校の校長になる。
 その後 1898年 35歳で東京美術学校を退き日本美術院を創立。
 しかし、西洋絵画の技術を日本画に取り入れようとする新しい試みは、
 世間から批判を受けてしまう。
 次いで 1905年、天心は五浦の別荘を改築し六角堂を建設。
 院の再起を賭け、横山大観・下村観山・菱田春草・木村武山ら
 4人の画家たちを呼び寄せた。
 当時は「美術院の都落ち」と揶揄されることもあったが、
 4人の画家たちは天心の指導の下、優れた作品を残し、
 日本美術史に大きな足跡を残した。

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 岡倉天心著[東洋の思想]の冒頭に使われた言葉に
 「亜細亜ハ一なり」の石碑がある。
 この言葉を天心が死後に勃発した日中戦争の
 スローガン 「大東亜共栄圏」として
 軍部により利用されてしまったそうだ。

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 「天心邸」の廊下に 岡倉天心をモデルにした
  映画「天心」の記念プレートが置いてあった。

 この映画は 2013年、天心生誕150周年を記念して、
 日本近代美術の父とも言うべき天心の生涯を追った作品で
 その弟子たる若き日の横山大観の眼を通し、
 兄弟弟子である菱田春草・下村観山・木村武山らと共に
 芸術と真摯に向き合う姿や、
 師である天心の実像に迫っているそうだ。

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 映画「天心」で使用したロケセットが「五浦岬公園」にある。
 なお 映画は 2013年に公開され
 監督 松村克弥 天心に竹中直人 大観には中村獅童が演じている。
 このほど 観客動員数 10万人を突破したと ニュースがあった。 

                                     
  《 続 く 》 
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茨城県つくば市茎崎地区を中心に サイクリング等を通じ健全なる心身を鍛えることを目的としたシニアクラブです。

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